幻灯は「写し絵」ともいわれ、柏崎では明治17年に共栄座で西洋写し絵会が催されました。明治40年代になると役所などに置かれ、風俗講演会と称して巡回で公演しました。幻灯会のある日は前々から心待ちにしていて、当日は一家揃って見に出かけ、大人も子供も楽しみにしていました。会場はたいてい小学校で、出し物は「浦島太郎」や「桃太郎」などの民話や童話が主でした。写真の幻灯板は「舌切り雀」で6×6cm 彩色9枚組 です。