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藍民芸館

「海老 丸に蝶紋」膳掛 筒描木綿

2010年3月号

月刊「藍民芸館」

 今年は久しぶりに雪国らしい冬で、いつも以上に春が待ち遠しかったですね。

2ヶ月間の冬期休業を終え、3月1日から平常通り開館しています。

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3月20日(日)から 春の特別展示として『膳掛と風呂敷 〜筒描木綿〜 』展を開催いたしますので、今回は膳掛についてお話させて頂きます。

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今は料亭などでしか見ることのない銘々の食事を載せたお膳も、一昔前なら大概の家にありました。漆塗りの上等なものから、普段使いの箱膳といわれる、中に一人分の食器を仕舞っておける箱の形のものなど、座卓やテーブルが普及するまでは、広く使われていました。

そのお膳の虫除け埃除けに被せた、布巾のような布が膳掛です。昔は衛生事情が悪く、ハエなど害虫が多くいた為です。

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膳掛は様々な模様で飾られ、その多くは縁起の良い吉祥模様です。身近に幸運を呼ぶものを置いておきたいのな、昔も今も変わらないようです。

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これは婚礼など祝い事に使ったものでしょう。つがいの海老のように、腰が曲がるまで長寿で夫婦仲良く添い遂げるようにと描かれています。