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藍民芸館

「幻灯」

2010年6月号

月刊「藍民芸館」

 明治の初めから昭和三十年代のテレビが一般家庭に普及するまで、日本全国で広く上映され親しまれた幻灯。

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明治13年・当時の文部省は学校教育用に、各師範学校に幻灯機及び幻灯版を配布しました。その後も 初等教育の場で「衛生習慣」「家庭の暮らし」などが上映され、学校にも幻灯室というものがあったそうです。

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また、教育のみならず昔話やマンガを上映し娯楽に…法話を上映し宗教の布教活動に…戦時中は戦況を…悪い病気が流行ればその病状を…酒におぼれ生活を破綻させる人が増えればその戒めを…移民された方の暮らしについてなどなど、非常に多岐にわたって上映された映像の原点のようなものです。

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柏崎には明治十七年、文明開化の娯楽の第一号として入り、町の芝居小屋が幻灯投影場に変わり、文化劇場と呼ばれ、弁士がついての幻灯会が鳴り物入りで開かれました。当初はマジックランタンと呼ばれ、ガラス板に描いた絵や写真を電球光で投影しレンズで拡大して見せました。 (この写真の大型の幻灯機は大正時代のアメリカ製のものです。)しかし残念なことに、現在当館のように常設でお見せしている所は他ではないようです。

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幻灯は、当時の生活の様子、思想、社会事情、文化などが垣間見られる貴重な資料です。

来月7月17日(土)〜8月22日(日)の夏の特別展では『明治・大正 懐かしの幻灯』ということで これまで皆様にお目にかけていない多くの幻灯版を展示いたしますので、この機会に是非ご覧下さい。

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