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藍民芸館

  壺(びえんこ)」 1

2011年3月号

月刊「藍民芸館」

  来月に開催される春の特別展「鼻煙壺 〜中国アンティーク」に向けてご紹介いたします。

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「鼻煙壺」とは嗅ぎ煙草の入れものです(別名スナッフボトル)。

大きさは手の中に納まるほどで、蓋には細い匙が付いています。

嗅ぎ煙草の粉を匙ですくい鼻の粘膜に粉を付けて吸引しました。

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「嗅ぎ煙草」は明の時代にイタリアから中国に入り目新しさと薬効(たばこの葉・ハーブ・薬草を粉にし、ブレンドしていた) から瞬く間に富裕層を中心に広がりました。

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初めは、輸入されたままの鼻煙箱を持ち歩いていたのですがヨーロッパに比べ湿度が高い中国ではそれを防ぐために、次に小さなガラスの薬瓶に入れ携帯しました。

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清の時代に入ると、知り合い同士が出会ったときに互いのオリジナルブレンドの嗅ぎ煙草を交換し香りを楽しみ、またその入れ物の鼻煙壺の美しさも楽しむようになりました。

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携帯するための入れ物から、様々な素材で作られ美しく装飾が施された芸術性の高い「鼻煙壺」へと進化していきました。

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今では「鼻煙壺」は中国アンティークの定番といわれコレクターも多くいらっしゃいます。