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藍民芸館

「 つまみ細工 
びらびら簪(かんざし)(鶴に松竹)
花櫛(くし)

2013年3月号

月刊「藍民芸館」

弥生三月雛の月、女の子のお節句ということで化粧道具や簪などを現在展示しています。

その中の つまみ細工の簪(かんざし)と櫛(くし)をご紹介いたします。

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つまみ細工は羽二重や縮緬などの布を小さく四角く切り、

それを折りつまんで作ったパーツを幾つも組み合わせ花や鳥・蝶などに模ります

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江戸時代中期頃から宮中の女官や大名の奥女中の間で着物のあまり布で

つまみ細工の小物を作ることが流行りました。

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江戸時代後期には大衆に広まり、つまみ細工の花簪や花櫛が若い娘の髪を飾りました。

現代でも京の舞妓さんは月ごとにつける花簪が決まっていて季節の移り変わりを現しています。

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本体から下っているものをびらびらといい、未婚女性向けです。

所蔵のものは10本の鎖が下っています。左こめかみあたりに挿します。

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どれも正絹で作られているため劣化し色は褪せてしまいましたが、

当時は甘く華やかに若い娘の髪を飾ったことでしょう。