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藍民芸館

変わり香炉 〜 蜘蛛の巣型香篆盤(こうてんばん)  
中国 年代不詳

2014年11月号

 

 

 

 

 

     

月刊「藍民芸館」

火屋(ほや...香炉の上のふた)に長寿や吉兆を祝う文字や模様などを透かし彫りし、

そこから立ち上る香を楽しむ香篆盤(こうてんばん)。香にも吉兆文字を模ります。

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収蔵品の香篆盤の火屋は二重の蜘蛛の巣で作られています。

古代中国では蜘蛛は吉兆のしるしとされています。

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香篆盤の中は二段になっていて、下段には匙や型・灰を押える蓋を収納し、

上段は香を焚きます。

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   香を焚く手順

       @上段に薄く固く灰を置く。持ち手の付いた平らな蓋を使って丁寧に押さえる。

       A灰の上に長寿や吉兆を祝う文字が彫られた型を置き、抹香を型の溝に入れる。

     B型を抜く。灰の上に抹香で文字が模られ、その文字の一端に火を点し香を焚く。

◆ ◆ ◆

良い香りを放つ美しい篆書(=香篆)を作るには、一連の準備を

心穏やかに、丁寧に、繊細に行わなくてはなりません。

真心を込めて作る、吉兆を招くための祈りの作業なのでしょう。

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   <追記> 私は写真撮影を急ぎ抹香を代用品で行った為に 型抜きに失敗いたしました。

             心構えが足りなかったことを反省いたします

 

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