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藍民芸館

昭和初期 婚礼用振袖

2015年4月号

 

 

  

月刊「藍民芸館」

3月の『民芸館で雛祭』の展示にあわせ、ご寄贈頂いた昭和初期の婚礼用振袖です。

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縮緬の地を 松・竹・梅・熨斗・宝尽くし・亀甲紋に花など華やかな柄が埋め尽くし、

金糸や金箔も施され、その上を三羽の鶴が羽ばたく、めでたい限りの婚礼衣装です。

裏の裾回しも とも柄で華やかに、そしてふき綿が施されています。

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ふき綿とは、裾を引く着方なので、表地の端の傷みや汚れを防ぐため、

また おもりの役割などを担っていたもので、裏地を表に折り返し、

表から少し見えるように仕立て(ふき返し)、そこに綿を入れたものです。

◆ ◆ ◆

「ふき綿仕立て」は、ふきに綿を入れて重みや厚みを持たせることで、

裾がばたばたしなくなるという実用面の他にも、

ふっくらと柔らかな美しいラインが出て、重厚な感じや着物の豪華さを引き立てます。

このため、武家や富裕な商家の女性に好まれていました。

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