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藍民芸館

丸に片喰(かたばみ)紋入り 長持ち
江戸時代後期 桐に黒漆塗り 金細工付

2016年5月号

月刊「藍民芸館」

黒漆の地に金で丸に片喰(かたばみ)の家紋を描き、金の金具を施した

華やかな長持ちは江戸時代後期、歌舞伎役者が衣装を入れたものです。

木肌のままの長持ちが一般的な中、大変華やかな作りになっています。

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家紋に使われている片喰(かたばみ)は(酢漿草(かたばみ)・鳩酢草(かたばみ)とも書く)、

そのハート型の優雅な形状からか古くから人気があり、

文様としては平安、鎌倉時代から車や輿に多く用いられていました。

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片喰は野に群生する繁殖力の強い雑草ということから、

子孫繁栄を意味するとも云われ、多くの武家に愛用されました。

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日本十大紋のひとつで、植物紋の中では桐紋についで流行りました。

特に山陰、北陸地方に多い紋とされています。

バリエーションとして、より武門を強調する剣を付けた剣片喰紋もあります。

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長持ちとは、中に入れたものが良い状態で長くもつことから名付けられました。

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