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藍民芸館

『コレクター松田政秀の父 松田青針(せいしん)について』 
松田青針の描いた行灯絵 2点 大正時代

2018年8月号

 

月刊「藍民芸館」

先月号に 《2009年8月の月刊民芸館「行灯絵」で青針の大正時代に描いた2点を紹介しているのでご興味のある方はご覧ください》 とご案内しましたが、現在閲覧出来ない状況なので改めて掲載いたします。

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松田青針は上越市高田にある真宗浄興寺派本山 浄興寺の、柏崎別院山内の

正法寺住職でありました。その浄興寺別院で大正末から昭和16年まで 毎年8月1日〜3日の間、

職人の守護神として聖徳太子を祭る太子講が営われ、そのとき、柏崎の文人や画家が絵を描き、

灯を入れ奉納したものが行灯絵です。

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95年位前の柏崎の人たちは、世の風俗、習慣や生活、風景、史時、事件など様々なことを

自分なりの考えで、絵にわかりやすく描いて表現しています。

今の世にも通じる、面白く楽しいものが多くあります。

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中でも、青針が四十代半ばくらいに描いた2点は僧侶らしからぬ題材を、

若々しく瑞々しい感性で表現した秀逸な作です。

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蛮カラ学生がくわえ煙草で闊歩する絵は、当時の学生の自由な気風をよく表しています。

フレンチカンカンを踊る絵は、筆の達者さもさることながら、

そえられた歌も寺の行事にこの生臭坊主っぷり『お見事!』です。

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旅先で見たものなのか、あるいは、ロートレックなどの絵に刺激されたのか、

今となってはわかりませんが、日頃真面目に仏につかえ、お勤めしているからこその、

禁断の味、憧れの想いを表した作なのでしょう。 いづれにしても、愉快な魅力ある絵です。

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