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藍民芸館

鹿鳴館タイル(貴族会館) 二種    明治ベロ藍

2018年10月号

 

 

 

 

 

月刊「藍民芸館」

 

 

鹿鳴館(ろくめいかん)は、国賓や外国の外交官を接待するため、

明治政府によって1883年(明治16年)に建てられた社交場です。

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1890年(明治23年)、宮内省に払い下げられ、華族会館が一部を使用、

1894年(明治27年)6月20日の明治東京地震で被災した後、

土地・建物は華族会館に払い下げられています。

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1898年(明治31年)にコンドルが改修工事を行い、外観が変更されましたが、

1940年(昭和15年)に取り壊されました。

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取り壊しは当時の政府の文化財保護意識の欠落から、

建物に比較して広大な敷地を遊ばせておくのは不経済であるとの理由で決まりました。

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取り壊しの際に取外された階段と壁紙は、東京大学工学部建築学科に保存されています。

また取り壊し時に売却されたシャンデリアは江戸川区の燈明寺(平井聖天)に

残っているそうですが、鹿鳴館の建材・内装品は、散り散りになり大半は消失しました。

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そのようなことから、当館には2枚の鹿鳴館のタイルが収蔵されています。

多分正しくは改修工事の行われた貴族会館のタイルと思われます。

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その根拠は明治19年から使われた銅版転写エッチング技法と、

明治後期頃から使われた手書きに吹付の技法で模様が付けられているからです。

いづれにしても大変貴重なものです。

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※花柄のタイル裏には「鹿鳴館庭部タイル」と記されています。

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