ダルマの中でも特異といわれているのが、四国は高知の「女達磨」と松山の「姫達磨」です。土佐起き上がりと呼ばれるこの女達磨は江戸時代文化年間に土佐山内藩が江戸から持ち帰った張り子を元に作り始めました。
松山の姫達磨はお下げ髪の童女です。この道後、起き上がりは金沢八幡起き上がりとならんでこの種の姫達磨の代表的なものです。ともに女の子の無事成長を願って贈られました。伊予豆比古命神社の祭礼の縁起物です。