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痴娯の家

すすきみみずく

2011年3月号

月刊「痴娯の家」

  雑司が谷の法明寺鬼子母神堂のすすきみみずくは、すすきの穂をふくらませ、赤い和紙の耳、竹の嘴、きびがらの目をした愛嬌のある顔をしています。一羽のものと親子鳥があります。

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10月13日をはさんで前後の3日間のお会式参りの土産として、売られています。天保7年(1836)刊行の「江戸名所図会」には、雑司が谷の名物として、麦藁細工の角兵衛獅子と風車が挙げられています。昔はみみずくより角兵衛獅子の方が、有名だったらしいです。

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みみずくに添えられた栞によれば、由来は次のようなことです。この近くに貧しい母娘が住んでいた。病がちの母のために薬を買うことができなかった娘は、ただ鬼子母神に願をかけてお祈りするだけだった。

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満願の夜、神が神前で眠る娘の前に蝶の化身となって現れ、すすきでみみずくを作って売るようにと教えた。みみずくはよく売れ、母の病も日増しに良くなった。」

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鬼子母神喋喋は昭和10年ころまでありました。