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痴娯の家

姫路の張り子面

2011年5月号

月刊「痴娯の家」

  姫路城下で豊富に手に入る和紙の反故紙を材料にして、姫路張り子は明治初期から作られていました。戦前には販路は全国に及びました。

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創始者は大阪で製作技法を習得した豊国屋直七です。大阪張り子が廃絶した現在では、姫路地方の作品が大阪系の面影を伝えています。

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姫路の張り子の主流はお面です。「天狗、烏天狗、赤鬼、青鬼、般若、お多福、ひょっとこ、桃太郎、犬、猿、雉、狐、河童、兎、」等50種類ほどあるといわれています。面作りの型は土製の瓦型です。

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京都の壬生の大念仏会の壬生面もここで作られています。他にも関西地方の祭礼、縁日でも多く売られています。しかしこの伝統ある姫路のお面も、セルロイド面にとってかわられようとしています。

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これら面のほかに、代表的なものに播磨国の総社射盾兵主神社(いたてひょうず)の「三つ山」があります。

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21年目ごとに行われる臨時大祭には、境内に高さ20メートル、直径10メートルの立派な造り山が奉納されます。姫路張り子の面目これにすぎるものはありません。