• 痴娯の家
  • 黒船館
  • 藍民芸館
  • コレクション学会
  • コレクションの町柏崎
  • ご利用案内
  • コレクション展示品
  • 月刊「痴娯の家」
痴娯の家

「 柏崎土人形 天神 」

2012年5月号

月刊「痴娯の家」

 

今年のホームページは、館長自筆のスケッチで何回かお届けします。

色彩や形態に多少誇張されたところがありますが、御容赦下さい。

◆ ◆ ◆

新潟県柏崎に明治の頃、大久保焼きと言われた陶器がありました。生活雑器です。

この大久保窯業は、その後瓦やレンガを製造しましたが、ほとんどが戦前に姿をけしました。

◆ ◆ ◆

柏崎の土人形はこれら焼物の中から生まれました。

専業の人形職人によって作られたのではなく、瓦職人の余技、

あるいは内職として作られたといわれています。

中でも能登羽咋出身の北惣吉の土人形が貴重です。製作は明治の中頃の数年に限られています。

◆ ◆ ◆

彼の作品には、天神、恵比寿、大黒、布袋、姉様、はと笛等です。

自宅裏に窯を築き、近くの赤坂山の土で素焼きをし、胡粉で下塗りをして彩色しました。

◆ ◆ ◆

やさしい目と下ぶくれの上品な顔が特徴です。

人形は薄手に作られ、内部の整形はしてありません。

底部には素焼きの上に和紙が張られています。

当館では彼の作品を多く展示しています。