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黒船館

北亜墨利加人物 ペルリ像

2008年6月号

月刊「黒船館」

 

この館の収蔵品の中心は何ですかと聞かれれば、それはペリー来航時のかわら版と文明開化資料ですと答えます。

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これらの資料を集めた吉田正太郎は、明治34年柏崎尋常小学校を卒業すると上京し、慶応普通部に入学。2年生の頃、当時、誰もが見向きもしなかった安価なかわら版を1枚、2枚と買ったのが蒐集のはじめといわれています。 そして、やがて数多くのペリー像があることの不思議を動機に、生涯、文明開化資料の蒐集に及んだといわれています。

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図は教科書や参考書などによく見られる「北亜墨利加人物 ペルリ像」です。その頃にしては珍しく色摺りです。どこかで見たことのある顔ではありませんか?そうです。東京上野公園入口に建つ銅像西郷隆盛の顔そっくりです。

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ペリーは嘉永6年6月(1853)、突然江戸湾に来航し日本国中の人々を驚かし、泰平の長い眠りから目覚めさせた張本人です。見たことのないアメリカ艦隊の総大将ペリーの顔は、日本国中の人々誰でもが興味を持ったに違いありません。

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しかし、残念なことにペリーと会った人は極めて少なかったのです。いっそうペリーはどんな人、一目みたいというのが人情です。そこで、早速、見たことのないペリーの顔が想像で数多く描かれ、今流にいえば新聞の号外(かわら版)となって街角で売られたというわけです。

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ちなみに、本図はじめ「ハリス登城の図」など十数点が6月22日まで江戸東京博物館 特別展「ペリー&ハリス」展に出品されています。