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黒船館

異人館絵八角皿

2010年4月号

月刊「黒船館」

  吉田正太郎は、書斎「黒船館」に数枚の文明開化の絵皿を飾って楽しんでいました。この皿はその中の一つです。

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 珍しいことに、裏面高台に小さく「南河原樋口製」とあり、有田町南河原樋口窯製であることがわかります。

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 皿に描かれた異人館は中国風に見えますが、当時にしては珍しい建築様式の建物であったに違いありません。二階からのぞく二人の異人さんの顔は、何となくとぼけ顔で愛嬌があります。左側の倉庫のような建物は、今でこそ当たり前ですが西洋遠近法で描かれています。

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 図柄は、何となく横浜が開港され、急に目立った異人さんやその人たちの生活ぶりなどを描いた横浜絵に似ています。

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この皿は、横浜絵が盛んに摺られ、売り捌かれた万延から文久にかけての異色の作といえます。