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黒船館

「下手ものの美」

2011年10月号

 

                   丹波 壷

月刊「黒船館」

  

10月1日から「普段使いの器展」を開催しています。相変わらず小展覧会ですが、この手の展覧会は幾度も行っているのでいささか恐縮しています。

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実は、当展覧会を企画した理由の一つは、今年は、日本民芸運動創始者柳宗悦が、越後の小都市柏崎の小さな新聞社「越後タイムス社」の発行する週刊紙「越後タイムス」(大正15年9月19日号)紙上に「下手ものの美」という論文を発表されてから85年になることです。

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この頃、柏崎は所謂文化興隆期であり、吉田正太郎らを中心とする「越後タイムス」紙上での活躍は目立つものがありました。

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この論文も「越後タイムス」の紙上夏季大学講座(第17席)で掲載されたものですが、論文投稿には、もちろん吉田正太郎と柳宗悦の深い関係があったからでしょう。

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今回、展覧会開催に際し、また、論文「下手ものの美」を読み返してみました。素人の私ですが、魅力的でどこか新鮮な気持ちになることができました。でも、展示の現実では、相変わらずありきたりの展示になるかと悩んでいます。せめてこの論文をコピーして来館者に配りたいと思っています。

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