市文化財審議会委員長でもあった松田政秀は、庶民生活を支える日用雑器が、産業経済の波にのり急激に変わってゆく様を見て、古くて丈夫で美しいものにとらわれ、衣服が化繊になれば古い木綿を集めて筒描の美しさに感嘆し、色絵茶碗が出れば古来の藍の茶碗に愛着を感じました。人々の生活をいろどった身近な品々のなかに美を見つけました。

藍民芸館コレクションの父 松田 政秀
 
 昭和初年、日用の雑器が産業経済の発展の波にのり、急激に発展し変わっていき、古く丈夫で美しいものが忘れられていく有様に、そぞろ惜別愛着の情を感じました。
 化繊が衣服を占領すれば古い木綿を集め、筒描の美しさに感嘆し、色絵茶碗が出れば古い藍の茶碗に愛着を感じ、紙巻煙草がはやればキセルと煙草盆に、映画が全盛になれば幻灯の絵に愛着と懐かしさを感じました。いわば天邪鬼なコレクターとなりました。
 「貴族や富豪の使ったものは残るが、庶民の雑器は消えてゆく。くだらなくとも美しい雑器は残すべし」と言うのが晩年関係した柏崎市の文化財審議委員会長時代の持論でした。
 この持論を柏崎市制50周年記念事業の中に取り入れてこの藍民芸館を、市記念事業委員会が作って下さったのは誠に有り難いことでした。
 藍民芸館では日本の古い藍染木綿、幻灯、ベロ藍を中心とした陶磁器類、昔の生活雑器のほかに、中国を中心としたアジアの民芸品も多数展示しています。 
 
松田政秀 略歴

明治40年8月生まれ/大谷大学専門部卒/真宗浄興寺派正法寺住職/真宗布教師 保護司/柏崎短歌会「朱」主宰/柏崎市社会福祉協議会長/柏崎市文化財審議委員/勲五等瑞宝章受賞/昭和56年1月往生


木綿の蔵


最新情報

施設ご案内(PDF)

藍民芸館を柏崎市内の女性がご案内します。(フリーマガジン「柏崎サイズ」特別号より)

コレクション展示ギャラリー

明治ベロ藍 陶磁器類

柏崎・大久保焼

明治移民ウラジオストク 幻灯板

明治大阪天満橋 幻灯板

筒描木綿 布団地屏風仕立て 鳳凰波絵

ヒンドゥ シバ神レリーフ

火消し 刺子半纏

中国 鼻煙壺 陶枕

筒描木綿 夜着地丸に揚羽紋 うるい



利用案内

開館時間/午前9時30分〜午後5時
    (11月は午後4時30分まで)
休館日/毎週水曜日
    12月〜2月(冬季休館)
※団体の場合は要相談、お問い合わせください。
所在地/〒949-3661 柏崎市青海川181
 

入 館 料
おひとり
各  館 おとな 500円(20名以上450円)
小・中学生 300円(20名以上200円)
障がい者割引 おとな 250円/小・中学生 150円
※同伴の方1名半額
※手帳(または「ミライロID」アプリ)の提示が必要

3館セット

 おとな 1,300円
 小・中学生 750円